「かぼす」と「すだち」!酸っぱいかんきつ類の違いとは?それぞれの特徴と産地や生産量は?

「かぼす」と「すだち」!酸っぱいかんきつ類の違いとは?それぞれの特徴と産地や生産量は?

かんきつ類という言葉を聞くと、「酸っぱい」というイメージが湧いてきます。
思わず口の中にツバが溢れてしまう人もいるかもしれませんね。
そして酸っぱいかんきつ類となると、まず思い浮かぶのは「レモン」が多いのではないでしょうか。

でも日本のかんきつ類となると「かぼす」や「すだち」のような、あの青い実が目に浮かびます。

ところで「かぼす」と「すだち」って、見分けが付きますか?
目の前にポツンと青いかんきつ類が置いてあったとして、おそらくほとんどの人が区別できないでしょう。
「かぼす」だろうか「すだち」だろうか、いやもっと別の名前のかんきつ類なのかもしれない、と悩むと思います。

それもそのはず、かんきつ類というのはとても多くの種類があります。
青い実で似ているかんきつ類には、「ゆず」や「ライム」などもありますが、実はあの甘いミカンやオレンジも熟する前は青いのです。
こうしたかんきつ類の違いや特徴、どこが産地なのか、少し調べてみましょう。

「かぼす」と「すだち」の違いってなに?ついでにゆずとライムも調べてみた!

「かぼす」と「すだち」は、どちらもその果汁をしぼって料理などに使うため似ているように感じるのでしょうが、大きさや味がかなり違います。

大きさは「かぼす」が6~7センチですが、「すだち」は4~5センチと小さめになります。
そのため重さも「かぼす」が100~150グラムであるのに対して、「すだち」は30~40グラムとまったく違っています。

どちらも一年中出回っていますが旬の時期の長さが少し違っていて、「かぼす」が9月~10月、「すだち」が8月~12月となっています。

かぼすは「ゆず」の枝がわりとして生まれたと言われています。
枝がわりとは、植物のある枝だけに関して、新芽・葉・花・果実などが、生長点において、その個体が持っている遺伝形質とは違うものが生じてしまう突然変異現象です。
ヒマラヤを原産として大陸から江戸時代の初期頃に日本に伝えられました。

すだちの歴史はもっと古く、「ゆず」の偶発実生によって生まれたといわれています。
偶発実性とは、自然に落ちた種や捨てられた種から種子親を超える特性を持つ偶然発見された品種のことです。
7,8世紀頃には有ったようですが、文献に書かれているのは300年ほど前になります。

こうなると、どちらも「ゆず」から生まれたみたいで、つまりは兄弟の関係といえます。

ちなみに「ゆず」の原産は中国の中央部の揚子江上流とされていて、飛鳥時代にはすでに日本に伝えられていたようです。

大きさも「かぼす」より随分と大きく温習ミカン位で、表面に凹凸があるので比較的簡単に区別できます。

また、「ライム」ですが、原産はインド北東部からビルマヒマラヤとされていて、大きさは6~8センチで皮が薄いのが特徴です。

「かぼす」と「すだち」の特徴・産地・生産量は?ゆずとライムも比較してみた!

「かぼす」と「すだち」の味は同じ酸味ですが少し違いがあるため、使われる料理も違ってきます。

カボスの特徴

「かぼす」は幾分まろやかな感じですがやや酸味が強く素材の味を壊さないことから、ふぐ料理などに合います。
またジュースなどの飲み物にすることもあります。

「かぼす」は食用以外にも風邪や肌荒れなどの薬としても利用されています。
お風呂に「かぼす」を浮かべた「かぼす湯」に入ると風邪をひきにくくなるそうです。
「かぼす」の産地は大分県、愛媛県、宮崎県が主で、暖かな地方でよくとれます。
なかでも大分県は生産量の9割以上をしめています。

すだちの特徴

一方「すだち」は、その発祥の地と言われる徳島県で9割以上が生産されています。

「すだち」は食酢として使っていたことから「すだち」という名前になったと言われるように、柔らかくてさっぱりとした酸味が特徴です。
松茸などのキノコによく合うほか、サンマの塩焼きに添えてあるとピッタリときます。
このほかにも、お吸い物などの香りのよい料理に使うとさらに味を引き立ててくれます。

ちなみに「ゆず」と「ライム」ですが、「ゆず」を使った食べ物で有名なのは、なんと言っても「ゆべし」です。
柚子の中身をくり抜いて、その中に味噌、山椒、胡桃などを入れて蓋をした後ワラで巻いて日陰に干すと、美味しい「ゆべし」のできあがりです。

「ライム」はレモンと同じような使い方をすればほとんど大丈夫なようです。

まとめ

柑橘類はとても多くの種類がありますが、ここでは代表的な「かぼす」と「すだち」について調べてみました。
両方とも、ゆずを起源持つとはびっくりしました。どれも日本人には昔からなじみの深いものです。

でも、それぞれの特徴をうまく使い分けて色々な料理や生活に活かしていることが分かります。
かんきつ類は、生活の中で目立たないけれどいつも身近で活躍しているのです。

画像参考
かぼすとすだちの違いは?|Norikostyle ワインとチーズとおつまみレシピ
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