最低賃金ってどうしてあるの?各都道府県の最低賃金と最低賃金の基礎知識

最低賃金ってどうしてあるの?各都道府県の最低賃金と最低賃金の基礎知識

みなさんのなかにはアルバイトをされたことがある人もいると思いますが、アルバイトでもらえるお給料は気になりますよね。
アルバイトを選ぶときもできれば、時給が高いとことで働きたいと思うはずです。
働く人はなるべく時給の高いほうがいいですし、アルバイトを雇う側の会社はなるべく人件費を低くおさえたいと考えています。
でも、国のルールで働くひとたちに最低でもこれだけのお給料は出すように決められているのです。

最低賃金ができた経緯と、最低賃金法の概要について

なぜ最低賃金という制度ができたのでしょうか。
最低賃金法という法律についてなるべく簡単にわかりやすく説明したいと思います。

賃金額については、私たちのアルバイトなどについて会社と働く人とのやりとりには口をださないことになっています。
アルバイトやパートや会社ではたらく人たちで協力して団体をつくって、会社を経営するひとと賃金額を決めてくださいというルールです。

でも、アルバイトをする側のひとたちは立場が弱いので、とても低い賃金だと生活ができなくなってしまいます。
働く人をとても低い賃金で雇う会社は、ほかの同業社との競争で得をすることになり、不公平になります。
だから、賃金の最低額を法律で決めておきましょうという制度が必要だったのです。

最低賃金法は昭和34年につくられてから、見直されて書き換えられたり、法律を削除されたりしてきました。
平成19年に最低賃金法が改正されてから、最低賃金額は時間額で決められることになりました。
会社側は最低賃金の適用を受けるアルバイトさんに対して最低賃金額以上のアルバイト代を支払ってくださいねという決まりがつくられました。

会社がアルバイトさんを採用して、アルバイトさんは会社でお仕事をするという約束を労働契約といいますが、最低賃金以下での労働契約は認められません。
最低賃金以下でお仕事をした部分については、最低賃金以上のお給料を支払うように決められています。
そして、アルバイトを採用する会社もアルバイトさんに最低賃金法というものがありますよ、ということを説明してくださいという決まりもあります。

平成29年(2017年)10月現在、各都道府県の最低ちんぎん一覧

国の機関である厚生労働省からだされている地域別最低賃金の全国一覧は以下のようになっています。カッコ内は地域別での最低賃金です。

都道府県名 最低賃金時間額【円】 発効年月日
北海道 810 (786) 平成29年10月1日
青  森 738 (716) 平成29年10月6日
岩  手 738 (716) 平成29年10月1日
宮  城 772 (748) 平成29年10月1日
秋  田 738 (716) 平成29年10月1日
山  形 739 (717) 平成29年10月6日
福  島 748 (726) 平成29年10月1日
茨  城 796 (771) 平成29年10月1日
栃  木 800 (775) 平成29年10月1日
群  馬 783 (759) 平成29年10月7日
埼  玉 871 (845) 平成29年10月1日
千  葉 868 (842) 平成29年10月1日
東  京 958 (932) 平成29年10月1日
神奈川 956 (930) 平成29年10月1日
新  潟 778 (753) 平成29年10月1日
富  山 795 (770) 平成29年10月1日
石  川 781 (757) 平成29年10月1日
福  井 778 (754) 平成29年10月1日
山  梨 784 (759) 平成29年10月14日
長  野 795 (770) 平成29年10月1日
岐  阜 800 (776) 平成29年10月1日
静  岡 832 (807) 平成29年10月4日
愛  知 871 (845) 平成29年10月1日
三  重 820 (795) 平成29年10月1日
滋  賀 813 (788) 平成29年10月5日
京  都 856 (831) 平成29年10月1日
大  阪 909 (883) 平成29年9月30日
兵  庫 844 (819) 平成29年10月1日
奈  良 786 (762) 平成29年10月1日
和歌山 777 (753) 平成29年10月1日
鳥  取 738 (715) 平成29年10月6日
島  根 740 (718) 平成29年10月1日
岡  山 781 (757) 平成29年10月1日
広  島 818 (793) 平成29年10月1日
山  口 777 (753) 平成29年10月1日
徳  島 740 (716) 平成29年10月5日
香  川 766 (742) 平成29年10月1日
愛  媛 739 (717) 平成29年10月1日
高  知 737 (715) 平成29年10月13日
福  岡 789 (765) 平成29年10月1日
佐  賀 737 (715) 平成29年10月6日
長  崎 737 (715) 平成29年10月6日
熊  本 737 (715) 平成29年10月1日
大  分 737 (715) 平成29年10月1日
宮  崎 737 (714) 平成29年10月6日
鹿児島 737 (715) 平成29年10月1日
沖  縄 737 (714) 平成29年10月1日
全国加重平均額 848 (823)

まとめ

最低賃金は地域によってそれぞれ差があるのがわかります。
最低賃金法は平成19年に改正されました。

平成19年に最低賃金ほうが見直された理由は、日本の最低賃金額が、外国の先進国とくらべて低かったという欠点がありました。

地域別最低賃金は地域における労働者の生活費や事業をする会社がどれだけ支払うことができるかを考えて決められます。
ここで、地域における労働者の生活費を考えるとき、労働者が健康で、文化的な最低限度の生活をすることができるように気を配るとされています。

私たちの地域の最低賃金額はどのように決められているかご理解いただけたと思います。