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エピファニーとは、どんな意味なのか?キリスト教での位置づけや公現節について調べてみました。

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「エピファニー(epiphany)」とはどういう意味なのか?

この記事では、エピファニーの言葉の意味を中心に、キリスト教での位置づけ、エピファニーの由来、公現節について調べてみました。お役に立てばなによりです。

エピファニーの意味・語源について

エピファニーとは、もともとはギリシャ語で apparition (出現) という意味です。英語のappearance(出現)やappeal(アピールする)と同じ語源ですね。

エピファニーには、「示す」とか、「知らせる」「明らかにする」という意味があります。

また、この「エピファニー」という言葉はギリシャ語で「出現」という意味で、人間の前に出現した神様の事を「エピファン(épiphane)」と言うそうです。

東方の三賢者は、別の王と宗教に支配されている世界に、キリスト(神)の誕生を世間に「知らせ」、「明らかにした」のです。

神様が出現したことを確認した日、それが「エピファニー」なのです。

なお、エピファニーの意味を辞書で引くと

文学で、平凡な出来事の中にその事柄・人物などの本質が姿を現す瞬間を象徴的に描写すること。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%82%A8%E3%83%94%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%8B%E3%83%BC/

と出てきました。

■エピファニーはいつ?なぜ、この日をエピファニーと呼ぶのか!?

エピファニーとは、日本語で「公現節」といい、「示す」とか「知らせる」「明らかにする」という意味のギリシャ語が語源となっています。

公現節とは(エピファニーとは)なにか?

「公現節?なにそれ?」

何の事かさっぱりわかりませんね。

実はこのエピファニーとはキリスト教にまつわる行事なのです。

公現祭はいつ?由来となるお話とは?

「公現祭」は1月6日です。1月6日が 公現祭 になっている理由は、次の言い伝えが根拠になっています。

聖書によると、神様がキリストの姿になってこの世に生まれたのは12月25日です。

それから12日後の1月6日東方の三賢者がそのキリストのもとを訪れ、キリストの誕生を確認に「世に明らかに」したのです。

当時、キリストが生まれたベツレヘムは、別の宗教と王によって支配されていました。

その別の宗教と王からしてみれば、”神が人の姿となって現れる”という予言の元で生まれたキリストは邪魔ものでした。

そんな「邪魔者」であるキリストを、東方の三賢者が(流れ星をたどって、と言われていますが、もしかしたらこれは”神の導き”かもしれませんね)訪ねてきて「神が出現した」ことを確認し、世に知らしめ、それぞれがキリストに贈り物をしたのです。

その日を「エピファニー」と言われています。

■エピファニーではどういう風にお祝いするのか?

エピファニーはいつからいつまでなのか?

エピファニーは、クリスマスから12日後の1月6日のことで、「公現祭」とか「公現節」と言われています。

もともとは、この1月6日が12月25日のキリスト生誕のお祝いよりも盛大だったといわれていますが、12月25日のお祝いが盛大になるにつれ、だんだん1月6日のお祝いはささやかになっていったといわれています。

やがて、12月25日から1月6日の間を「降誕節」としてお祝い期間とするようになったといわれています。

ちなみに、クリスマスの飾りつけも「降誕節」の間、1月6日まで飾っているそうです。

現代は1月6日が祭日になるわけではないのですが、1月6日に近い土日にこのお祝いをするところが多いそうです。

エピファニーで行われること

キリスト教の盛んな国では、エピファニーが由来となったさまざまな行事があります。

「公現祭」の日には、親しい友人同士で集まり、豆(フェーブ)や小さな人形、貴金属を入れて焼いたケーキや菓子パンを親しい人同士で切り分けて、その豆や貴金属が入ったものが当たった人を、その日一日王様とする、あるいは祝福を受け、一年間幸福でいられる・・という習慣があります。

エピファニーとお菓子

また、フランスでは、ガレット・デ・ロワというアーモンドクリームが入った紙の王冠で飾りつけされているケーキであったり、ブリオッシュ生地で作られたお菓子であったり、「公現祭」で食べるお菓子は地方によってバラエティーに富んでいるようです。

また、スペインやポルトガル、イタリアでは、「公現祭」の日に東方の三賢者がキリストに贈り物を持ってきたエピソードにちなんで、クリスマスプレゼントをもらうのはクリスマスではなく公現祭の日、という風習がある地域もあります。

いずれにしても、キリストが世に示され、明らかにされたお祝いは、キリスト教が盛んな国では今もなお行われているようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「エピファニー」とは、キリストの出現を三賢者が発見した日で、神様が地上に現れたことを世の人が知った日、という位置づけのようです。

日本ではあまり知られていない風習ですが、キリスト教が盛んな国では、親しい人同士で集まって美味しいケーキを食べながら、キリストが現れた日をお祝いする・・・大切な人と過ごす、クリスマスと同じくらい大切な行事なのかもしれませんね。

日本は、海外程キリスト教が盛んではありませんが、そのうちクリスマス同様に「エピファニー」も、もっと日本人に知られるようになると良いですね。

それでは、またお会いできることを祈って!

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