殺人事件

新庄博志殺害犯動機は怨恨「めった刺しの凶行で深い恨み」

殺人事件

滋賀県大津市で5月26日、自宅のリビングで遺体となって発見されたレストラン経営者の新庄博志さん(60)の事件です。

新庄さんの遺体は上半身を中心に10か所以上の刺し傷があり、鋭利な刃物で深く突き刺されていました。出血が激しく、死因は出血性ショックと見られています。

「60歳の新庄さんが、なぜこのような惨殺を受けねばならなかったのか。事件の真相に戦慄(りりつ)を覚えざるを得ません」(近隣住民)

このように遺体に残された深刺した傷跡の数々は、単なる強盗や金品ねらいの殺人とは考えにくい有様です。捜査当局は「めった刺しの凶行だけに、深い怨恨心から犯行に及んだ可能性が高い」と分析しているようです。

新庄博志犯人逮捕は難航

一方で新庄さんは、地元でレストランを経営する傍ら、保護司として更生保護活動にも20年近く携わる等、多方面で活動的な人物でした。

「レストラン経営に加え、保護司や審議会の会長など、地域でも活躍の場が多かった新庄さん。だからこそ怨恨を抱かれる人間関係も複雑で、動機の特定は難航するかもしれません」(事情に詳しい関係者)

このように複雑な人間関係を築いてきた新庄さんへの恨みの対象者を特定するのは容易ではありません。

新庄博志を恨んでいた人物像

新庄さんの遺体に残された深い刺し傷から、捜査当局が最も深く懸念しているのが、新庄さんへの強い怨恨心から犯行に至った事案です。新庄さんの経歴から考えられる具体的な怨恨の対象者と、その想定される経緯は以下の通りです。

●レストラン経営での取引先トラブル

新庄さんは地元で「ベル ヴァン ブルージュ」などのレストランを経営していました。仕入れ業者や従業員、出入り業者など、事業運営上のトラブルが ursprung となり、関係者から深く恨まれるようなケースが考えられます。

例えば、業者との支払いトラブルや賄賂要求など金銭を巡る諍いから対立が生じ、憎しみに発展した可能性があります。また、パワハラなどの人間関係でのトラブルから、新庄さんへの怨恨が生まれていた場合も視野に入れる必要があるでしょう。

●昔の人間関係での恨み

新庄さんは過去に様々な職場で働いた経験があります。その際の上司や同僚、それ以前の学校時代の人間関係でもトラブルを抱え、深く恨まれていた可能性があります。
また、過去の恋愛関係の中で、新庄さんから多大な恨みを買うような出来事があった場合も考えられます。

●保護司活動での恨まれ者

新庄さんは長年、保護司として更生保護活動に尽力してきました。その過程で、新庄さんの指導や支援に反発し、前科者や非行少年から怨恨を持たれていたケースもあり得るでしょう。

●その他の活動での対立

新庄さんは2018年に大津市男女共同参画審議会の会長を務めるなど、地域での社会活動にも熱心に取り組んできた人物です。その活動の中で、対立した人物から標的とされていた可能性も無視できません。
このように、様々な場面で新庄さんへの恨みを抱いた人物が存在した可能性があり、捜査当局は広範な人物の洗い出しを行わざるを得ない状況にあります。

「地元で目にした新庄さんは、物静かで人当たりの良い紳士そのものでした。しかしその人物が虐殺されたというのは、事件の背景に何らかの怨恨があったに違いありません」(遺族の知人)

このように、新庄さんが長年に渡り複雑な人間関係や社会活動を積み重ねてきただけに、動機となる怨恨を抱える人物は多岐に渡る可能性があります。捜査当局は地道な活動履歴や人間関係の洗い出しを行い、徹底した背景調査が不可欠となっています。

遺体に残された深い傷跡から、いずれの場合でも、単なる一時の感情的な犯行ではなく、計画的で執拗な恨みが存在したと捜査当局は見ており、解明への道のりは平たんではありません。

新庄博志さんの傷から見る犯人の強い憎悪

新庄博志さん遺体に残された深い刺し傷の数々は、加害者による新庄さんへの強い憎悪と恨みの念を物語るものです。

「無実の命が、あのような惨殺で奪われたことに、憤りを禁じ得ません。被害者の無念さが伝わってきます」(地元有力者)

遺体が見つかった状況を振り返ると、新庄さんは自宅の1階リビングでうつ伏せに倒れており、上半身を中心に10か所以上の刺し傷とそれに伴う出血痕が認められました。鋭利な刃物で深く刺された傷が複数回に及んでいたことから、単なる殺害を超えた、凄惨な虐殺(ぎゃくさつ)の様相を呈していたということです。

「計画的な殺人であれば1か所、2か所決め手の傷を付ければ事足りたはずです。それにもかかわらず、執拗(しつよう)に刺し続けた憎しみの情は、計り知れません」(捜査関係者)

このように遺体の有様から見て、大量の出血による死因は間違いないものの、死に至る過程では加害者による激しい憎悪に基づく虐殺行為があったことは確かだと、捜査当局は憤りを持って受け止めています。

人物関係洗い出しの大変更と解明への展望

一方で、新庄さん宅の玄関が無施錠だったことから、捜査当局は犯行の動機に関して、強盗などの偶発的な犯行の可能性も完全に除外することはできないと指摘しています。

「無施錠で1人暮らしと聞き、強盗などの事件に巻き込まれたのかと案じる向きもありました。しかし遺体の惨状を見れば、凶悪な怨恨犯の可能性が非常に高いと言わざるを得ません」(地元有力者)

このため、怨恨による犯行か偶発的な犯行かを判断するのは容易ではありません。重点を怨恨関係にシフトさせつつも、広範囲での人物関係の洗い出しが不可欠となるでしょう。

「事件の核心には、複雑に絡み合った人間関係の中に潜む、新庄さんへの怨念があるのでしょう。地域を巻き込んで、その全貌を解明することが何より重要です」(地元有力者)

捜査当局が最も注力しているのは、新庄さんの職場関係者や地域活動関係者、更には私生活における人間関係の徹底的な掘り起こしです。その過程で見え隠れする怨恨の芽を一つ一つ解明することが、事件の全貌の解明につながると期待されています。

「捜査の行方次第では、単なる偶発的な犯行に過ぎないケースもあり得ます。しかし現時点では、新庄さんを執拗に虐殺した憎しみを、徹底して洗い出す必要があります」(捜査本部員)

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