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日本の動画配信サイト「ニコニコ動画」その歴史と現在とは。

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ネット配信というものをご存じでしょうか?
PCや携帯等を使い、映像や音声をリアルタイムで視聴ユーザーに届け、
それを見聞きするユーザーがコメントを打ち込みながら配信者とコミュニケーションを取る媒体の事を言います。

ネット配信自体の歴史というと私自身の記憶をたどる限りおよそ10年程前には存在したと思われますが、
認知度としてはその当時はあまり世の中には浸透しておらず、
ここ数年になり一気に文化に根付き広がっていったと言えるでしょう。

ニコニコ動画の登場

その配信の世界を一気に知らしめることになったコンテンツが今のniconicoというサイトだと思います。
皆さんも一度は聞いたことがあるとは思うのですが、2chという巨大掲示板から発展して作られたのがニコニコ動画です。
そのニコニコ動画にも内容によってジャンルが存在し、踊ってみた・歌ってみた・描いてみた・ゲーム実況等々
自分の好きなものや特技を録画して編集した後に動画にして投稿します。

そしてその動画を見たユーザーからコメントをもらうのですが、野次を飛ばされたり、
投稿者を神格化し持ち上げ敬う等という形が出来上がっていくのでした。
投稿者の動画の中にも人気・不人気というものもが存在し、
定期的に動画をアップし一定の再生数やコメントを稼ぐことが続くと投稿者がniconicoで有名人として扱われたりする動きが見受けられるようになります。
今でいうYouTuberの様なものですね。

ニコニコ生放送の開始

そして2008年の末頃にニコニコ動画のリアルタイム配信版である、ニコニコ生放送がはじまるのです。
ニコニコ生放送は30分を1枠とし、配信者が生中継で踊ったっり、歌ったり、ゲームをしたり
その人自身の好きなものを映像や音声で届けユーザーに提供します。
当初のニコニコ生放送では同時に配信できる数が70枠しかなく、もしも70枠が埋まってしまった場合は順番待ちを余儀なくされ
すでに配信してる配信者が終了するのを待つ状態が当たり前でした。
しかしそれもサーバーの増強により最終的には同時枠数が5000枠まで可能となります。

もちろんこの生放送にも人気・不人気というものは存在します。
人気の基準は動画の場合再生数でしたが、生放送の場合30分間でどれだけのアカウントからのアクセスがあったか?
コメントがあったか?そして10分毎でどれだけのリスナーさんがコメントを打ったか?等がパロメーターになるのでした。
この時点でまず動画で数字を取れていた動画投稿者は配信でもある程度の視聴者を稼ぐことが出来ます。
いつも動画で視聴していた投稿者がリアルタイムで配信をしているという魅力から、動画で知ったファンの人が見に来てくれるのです。
そういう意味でniconicoを先に始め続けてきたユーザーはメリット持てた部分は否めません。

動画配信で人気になる方法

ここだけで見て考えると動画で人気になる=配信で人気になるという構図が成り立ちますが、それだけが全てではありません。
動画を投稿した事がないライトユーザーでも、生放送から初めて注目を浴びる手法は存在するのです。
シンプルな所だとトークスキル、リアルタイムで飛び交うコメントをいかに上手に返すか?いかに次のコメントに結びつけやすい展開するか?
そういった所に技量のある配信者は自然とリピーターも増えていきやすく動画投稿では磨けない生配信だからこそ、鍛えられる部分になるわけです。

凸待ちとは?

もう一つ上げれるとしたら凸待ちでしょうか?凸待ちというのは、配信者にリスナーがSkypeというネット電話ツールを使って口頭でコミュニケーションを取るというものです。
配信者に電話で突撃する所からもじって凸と言われるようになりました。
これも動画では不可能で、リアルタイムだからこそできるやり方の1つです。
そこでお互いの距離感を縮め通話をかけた側自体もそのやり取りに対して面白味を感じたリスナーもリピーターとして集まり人気を獲得していう循環が生まれるのです。

これが生放送から始めたユーザーとしての動画にはない醍醐味でもあるわけです。
配信には配信の良さ、動画には動画の良さがあり見る側も配信する側も、
動画を投稿する側もそれぞれの今日の繁栄に至る道筋を作りあげたわけなんですね。

ニコニコ動画のまとめ

動画から始まったniconico。今でこそネット配信は以前より認知されてるようなりましたが、こうやって歴史を振り返ってみると面白いものですね。
まったくネット配信をご存じない方に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
また、ネット配信が出来るコンテンツはniconicoだけではないので記す機会等があれば他配信サイトについてもお話させて頂ければと思います。
それではみなさんごきげんよう。良いネットライフを。

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