ぬいぐるみ・・・子供のいるお家には、大体1つや2つはあるとおもいます。
そして日々、子供の遊びに付き合って、おままごとや砂場、あるいは食べこぼしで汚れた、よだれでベタベタになったり、様々な汚れがこびりついているかもしれませんね。
実は、ぬいぐるみは汚れたままにしておくとダニの格好の住処になってしまいます。
そしてそんなぬいぐるみを子供が抱っこしたりすりすりしたり・・・考えただけで怖いですよね。
そんなぬいぐるみ、たまにはお洗濯してみませんか?
「え?自宅で洗濯できるの?」
はい、出来るのです。自宅でのぬいぐるみのお洗濯は若干敬遠されがちなのですが、意外と簡単にできるのです。
その方法と、誰にでもできるぬいぐるみのメンテナンス方法をご紹介します。
ぬいぐるみを洗濯する前の準備とは?クリーニングではだめなの?
洗濯する前に、ぬいぐるみを洗濯できるかどうかチェック!
まずぬいぐるみを洗う前に、ぬいぐるみの洗濯表示を確認してみてください。
手洗いOKであればちゃんとお家でも洗濯することができます。
もしも、洗濯表示がついていなくても、ぬいぐるみの中に入っている素材が普通の綿やポリエステル、ビーズ、パイプなのであればお家で洗えます。
もしもそれでも不安なときは、ぬいぐるみの表面を水で濡らしたタオルで軽くたたいてみてください。
もしもこれでぬいぐるみの色が落ちてタオルに色が付いたら、水洗いしたら色落ちしてしまうので洗えません。(ぬいぐるみ本体だけではなく、手足についている飾りとか、ぬいぐるみの目鼻の毛から色が落ちることもあるので、細かく調べてみましょう)
こういうぬいぐるみは洗濯しないほうが無難
一般的に子供のおもちゃになっているようなぬいぐるみであれば、洗濯することが出来るものが多いです。ただし、次のようなぬいぐるみには注意が必要です。
- 革製のぬいぐるみ(革は自宅では洗えません)
- 中に入っている素材がポリエステルやビーズ、パイプ以外のもの
- 機械が埋め込んであるぬいぐるみ(スイッチを押したら動いたり泣いたりするぬいぐるみ・・・電子機器は水洗いできません)
- 大きなぬいぐるみ(洗えないことはないけれど、大きさによっては相当重労働になります)
- 水で色落ちするぬいぐるみ。
- 接着剤を使って作られているぬいぐるみ(接着剤が水で落ちてしまう事も)
- アンティーク系
このようなぬいぐるみは自宅で洗えません。ぬいぐるみの専門業者にお願いしましょう。
クリーニング屋さんに出す時は対応しているかチェック
お気に入りのぬいぐるみ、家で洗うのは怖いのでクリーニング屋さんでやってもらおう。そう思う方もいらっしゃると思いますが、経験上、あまりお勧めできません。
クリーニング屋さんは、あくまでも洋服をクリーニングしてくれるところであって、ぬいぐるみを洗濯する設備ではありません。
ぬいぐるみもちゃんとクリーニングをしてくれるところや、料金設定に「ぬいぐるみ」というのがあるクリーニング屋さんならいいのですが(ネットで探すとそういうところを見かけます)、そうでないクリーニング屋さんですと、どんなふうになって帰ってくるか・・・ちょっと考えると怖いですね。
友人に聞いた話ですと、あるクリーニング屋さんにぬいぐるみを出したところ、クリーニングに出す前よりも汚れて帰ってきて、「捨てた方がまし」と思ったそうです。
もしもクリーニングに出すのであれば、ぬいぐるみもちゃんと洗ってくれるところを入念に調べて持って行った方が良いです。
そして・・・どんなふうになって帰ってくるかわからないので、「どんなふうになって帰ってきてもいいや!」という覚悟が必要です。
ぬいぐるみを洗濯するための道具を集める!
道具の確認
さて、次はぬいぐるみの洗濯に使う道具を用意しましょう。
ぬいぐるみを洗濯するのに必要な道具はこのとおりです。
- 洗面器・バケツ(ぬいぐるみがすっぽり入る大きさがベスト・・大きなぬいぐるみや、ぬいぐるみを何体も洗うのであれば浴槽でもOK)
- 中性洗剤(おしゃれ着用)
- 柔軟剤(使うとふわふわに仕上がります)
- タオル
- 洗濯ネット(洗濯機で洗う時や、干すときに使います)
- 柔らかいブラシ(干す前にブラッシングしてあげましょう)
ぬいぐるみを洗濯するときの洗剤の選び方
洗剤は、おしゃれ着用の中性洗剤がおすすめです。
「普通に家で使ってる洗濯洗剤じゃダメなの?」
ダメではないですが、おすすめしたくはありません。
なぜなら、普通に使われている洗濯用の洗剤は「アルカリ性」の洗剤で、洗浄力はとても強いのですが、布に対する負担が大きく、ぬいぐるみにも影響が出てしまう事があるからです。
一方、「中性洗剤」は、洗浄力はそれほど強くないのですが、布へのダメージが少なく、ぬいぐるみへのダメージも最小限で抑えることが出来ます。
さらに、毛やウールで出来ているぬいぐるみを普通の洗剤で洗ってしまうと、縮みの原因となってしまいますが、中性洗剤ならばそれも防止することが出来ます。
一般的に店で売られている洗剤で、「おしゃれ着用」と書かれている洗剤は中性洗剤ですよ。
失敗しないぬいぐるみの洗い方のコツとは?
ぬいぐるみの洗い方
大切なぬいぐるみですから、丁寧に手で洗ってあげたいですね。
ぬいぐるみによっては洗濯機でも洗うことが出来ますが、形崩れや破損の原因になるのであまりお勧めできません。
また、ぬいぐるみに感情移入している方や、お子様の前ではやらない方が良いです。
私の娘は、子供のころお友達のお家でぬいぐるみたちが洗濯機で洗われている所を見て、泣いて帰ってきました。(笑)
特にお子様がいる家庭では、お子様の精神安定のためにも、丁寧に手洗いをしてあげましょう。
- 洗面器やバケツにぬるま湯と洗剤、ぬいぐるみをいれます。
- やさしく押し洗いをします。
汚れが目立つところは軽くこすったり、洗剤の原液をつけて洗ってあげてください。シミがあるときはシミ取り剤があると良いです。 - 大体5分くらいが目安と言われていますが、汚れが落ちたらOKです。
ぬいぐるみを絞って水を切ります。 - 容器の水をきれいな水に変えて、ぬいぐるみをすすぎます。
すすぎの回数は3~4回程。
この時、ぬいぐるみに洗剤が残ってしまうとぬいぐるみが痛む原因となりますので、しっかりとすすぎましょう。 - 容器の水をぬるま湯に変えて柔軟剤を溶かし、ぬいぐるみを再び付けます。
今度は30分程つけておきます。 - ぬいぐるみを再びよく絞り、タオルで水気を拭いてあげます。
- タオルに包んで、洗濯ネットに入れて、洗濯機で10秒~1分程脱水します。
タオルに包むと、ぬいぐるみの形崩れや毛が抜けるのを防いでくれます。
あんまり脱水しすぎるとぬいぐるみが痛むので、必要最低限の脱水を心掛けましょう。 - 脱水が終わったら、ブラシで軽くブラッシングして、形を整えて揚げます。
この時に、毛の流れとは逆にブラッシングすると、乾いたときにふさふさになりますよ。 - 日陰の風通しの良い場所に干します。
直射日光に当てるとぬいぐるみが変色することがありますので、必ず日陰で干しましょう。
型崩れを起こさないぬいぐるみの干し方
また、干し方も工夫次第で型崩れを最小限にすることができます。
たとえば・・・普段お座りの格好をしているぬいぐるみを、お座りのスタイルで地面に置くようにして干すと、ぬいぐるみのお尻の部分がいつまでたっても乾かなくなったり、下手に洗濯ばさみで挟んでしまうと、洗濯バサミを挟んだ痕がぬいぐるみに残ってしまいます。
おすすめは、脱水の時に使った洗濯ネットに入れて、洗濯ネットをつまむようにして干す方法で、この方法をすると、ぬいぐるみに洗濯ばさみの痕が残らず、形崩れを最小限にしてまんべんなく干すことが出来ます。
バスタオルやネットをハンモックのように空中で広げて、その上で干すのも形崩れを防ぐことが出来ます。
そして完全に乾いたら、仕上げのブラッシングをしてあげると、さらに毛並みが良くなりますよ。
キレイをキープずるメンテナンス方法についても紹介!
メンテナンス方法
さて、そんなぬいぐるみ、いつまでも綺麗に使うことが出来ますよ。
外遊びの時の汚れは仕方がないですけれど、ぬいぐるみはダニの住処になりがちです。
ダニの住処になったぬいぐるみを、お子様が抱っこしたり、すりすりしながら寝ている・・そう考えたら、恐ろしいですよね?
簡単にできるぬいぐるみのメンテナンス方法をご紹介します。
- 掃除機をかける
こまめに掃除機をかけて埃を吸い取ってあげましょう。
埃がぬいぐるみにくっついたままですと汚れの原因となってしまいます。 - 干す
お天気の良い日には、ぬいぐるみを干してあげましょう。
干してあげると、ぬいぐるみについているノミやダニが激減します。
まとめ
いかがでしたか?
難しいと思っていたぬいぐるみの洗濯、おうちで簡単にできるのです。
特に普段からお子様のお遊びのお供になっているぬいぐるみでしたら、汚れ方もひとしおかと思います。
「ぬいぐるみもお風呂に入れてきれいにしてあげようね」
と言って、時々はお洗濯してあげてください。
そして、お天気の良い日には、お布団と一緒に干してあげると、それだけでも長持ちしますよ。
お気に入りのぬいぐるみならなおさら、綺麗に清潔に、長持ちさせてあげてくださいね。
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