以前私は、東京23区を歩いて制覇するという企画を自分でたて、twitterで監視され応援してもらいながら、やり遂げたことがあります。
総距離にして110キロを超えました。
その体験の中、実際に長距離ウォーキングをする上で、これがあればよかった、これがあったからよかった、という気づきがいくつかありました。
そこで、今後100キロ以上のウォーキングに挑戦しようとされている方に、実体験に基づいてるものではありますが、知っていただけたらお役に立てると思う情報を提供させて下さい。
長距離ウォーキングで準備するもの
長距離ウォーキングをするまえは、荷物は少ない方が身動きが取れて良いと思っていましたが、実際、それは間違っていました。
ウォーキングも100キロを超えてくると、健康維持のための運動ではなく、日本というフィールドを冒険するという感覚に近くなります。
もちろん、重すぎる荷物は問題ですが、歩き遂げるためには必ず必要な装備が存在します。
まず、とてつもない距離を歩き続けると必ず汗が出てきます。
それでなくても私がウォーキングを行った季節は夏でしたので、服は汗ばみ、その汗を拭うタオルや替えの衣類や冷却グッズが欲しくなりました。
汗ばんだ状態で手元にそれらの物品が無いとなると結局購入するはめになり、お金を使う事になってしまいます。
旅の途中で壁にぶち当たり困った挙句致し方なく購入するのと、あらかじめ想定された中で準備をして実行するのとでは精神的にも経済的にもだいぶ違ってきます。
ある程度の事態には想定し準備はしておいて間違いはありません。もう一度言います。これは運動ではなく冒険なのですから…。
というわけで、実際歩いてみて用意しておきたかった物や用意して役立ったものを以下にメモしてみました。
- 替えの衣類
- 汗拭き用のタオル
- 錠剤(アリナミンEX/胃腸薬/下痢止めetc…)
- 携帯のバッテリー(3個は欲しい所)
- 経口補水液(OS-1系統の薬局で売っている飲み物)
- 塩分
替えの衣類やタオル
衣類やタオルについては先ほど述べさせて頂いた通りです。
大量の汗をかくので、替えの衣類やタオルは絶対にもっていくべきです。
また、衣類についても、比較的かわきやすい素材のものがおすすめです。
途中で水をかけたりしても、歩いているうちに乾いてしまえば、汗をかいても気になりませんし、蒸発しやすい素材を身に着けることで、余分な熱を奪ってくれます。
錠剤
錠剤に関してですが、水当たりや食あたりになった時のために胃腸薬や下痢止めは用意しておいた方がいいでしょう。
アリナミンEX
アリナミンEXは実際飲んでみると違いが理解できますここ一番もうひと踏ん張りしたい時、それを可能にしてくれるので私は使用して助かりました。
携帯のバッテリー
携帯のバッテリーに関してもいつどこで充電が切れて道に迷いしかもそれが夜になってしまったらとなると、結局買うハメになるか最悪時間や場所によっては朝を待つ事になります。
転んで壊れて使えなくなってしまうなんて事も可能性としては0ではないので3個は用意しておきたい所です。
経口補水液
飲み物ついてですが、水でもいいのですが経験上経口補水液をお勧めします、これは人間の体に長く水分として留まってくれるので幾分か喉の渇きや水分を摂取したくなる欲求が緩和されました。
ただし、一日で飲む量が決められてるのでその量をすぎない様に気を付けてください。水はその後からでも構わないでしょう。
これもコーラやサイダーといったおやつの延長になるものは避けるべきです、甘ったるく喉が余計に乾きます。
かといって、ポカリやアクエリアスといったものも吸収は早いので喉は潤いますが、身体から排出されるのも早いため結局すぐに身体が水分を欲しがる事になります、したがって控えた方が良いです。
塩分
塩分については長い時間動くとお腹も減るし汗もかくため身体が塩を欲する事になります、自ずと摂る事になるとは思いますが念のため意識的に摂取するようにして下さい。
コンビニの塩分摂取用の飴でもよいのですが、できればスポーツショップに行って、専用の飴やタブレットの方が、持ち運びも便利です。
ウォーキング中でも替えの衣類に着替えられる場所
歩いてるうちに汗をかくので衣類の交換を余儀なくされます、私の場合はコンビニや公園のお手洗いを借りて着替えました。
場所を間違えると変質者と勘違いされるのできちんと選びましょう。
また、都内の治安の悪い地域では、コンビニでトイレの貸し出しをしていないケースもありますので、あらかじめ借りれなかった場合の事を考えて近くの施設でどこで貸してくれそうか調べておくのも良いです。
ちなみにボートレース場やパチンコ屋さんなどはトイレの貸し出しや休憩場所としては良いスポットでした、充電と休憩をかねたいなら某バーガーショップもお勧めです。
長距離ウォーキングの仲間をどこで募るべきか?
長距離を一人で歩くことは経験の無い人にはお勧めできません。
迷ったら誰も助けてくれないし、持ち寄ってるアイテムをシェア出来ないのは冒険に不利です。
また人間関係や信頼関係も作り上げられる事がかなり大きいため友情も芽生えます。
そんな仲間をどこで集めるかですが私自身はネット配信サイトで企画を謳い募りました。
きつい行為と知っていながら呼びかけてみると以外に集まってくれまして、それぞれなぜ参加しようと思ったのか伺ってみるとそれ相当に理由があり、
- 自分のやりたいことが何なのかを探している途中だった
- 友達を作りたいから
- 喘息のトラウマがあるので克服したくて
等々人それぞれ事情が一人ひとりが目標を持ち一緒に歩いてくれたのです。
途中参加や退場もありましたがそこで知り合った人とのゴールはまた格別で非常に有意義なものでしたしずっと忘れる事はありません。
他にもTwitterで定期的に現在地がどこか呟いていたので企画自体の呼びかけに応じ顔をだして下さるケースもあったため、ネット慣れしている人ならそういうコンテンツで集めるのもありだと思います。
これらを踏まえた上で自分の身体をいたわり、出来る範囲で一度チャレンジしてみてください。それでは皆さん良いウォーキングライフを。
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