モスコミュールとは、単純に説明すると、ウォッカのジンジャーエール割りです。
ちなみに、モスコミュールの名前の由来は、モスクワのラバに蹴られたような衝撃のウォッカベースのお酒、とのこと。
各居酒屋でも微妙に味が違いますし、特にbarでいただくモスコミュールは、原材料がわからなくなるほど、別のお酒に変化し、独立したカクテルの1種として存在します。
そんなモスコミュールを作るためのレシピや説明です。
家庭でもおいしくこのカクテルを作るコツをご紹介いたします。
モスコミュールの材料と作り方
モスコミュールの材料
- ウォッカ45ml
- ジンジャーエール適量
- カットしたレモン
モスコミュールの作り方
- ロングタンブラーの口いっぱいにまで氷を入れて、ウォッカを注ぎます。
- ジンジャーエール(あらかじめ冷やしておく)を氷に当たらないように静かに注ぎます。
- 氷を下から上に持ち上げます(上下に混ぜる)
- カットレモンをそえて出来上がり。
居酒屋とbarのモスコミュールの違い
モスコミュールは、材料と作り方だけ見てしまえば、簡単なカクテルです。
だからこそ、店によって味が違ってしまいます。
ウォッカが違えばもちろん違いますし、ジンジャーエールも各大手ドリンク会社から様々な種類のものが出ていますので、それが変わるだけでも味が変わっていきます。
ここら辺の違いを顕著に感じることができるのは、居酒屋で飲むモスコミュールとbarで飲むモスコミュールを比べた時です。
明らかに味が違います。その違いは何なのでしょうか?
居酒屋のモスコミュール
居酒屋の場合、よくてウォッカはスミノフ等、低価格のものがベースとなって、ジンジャーエールもジュースに近い、甘めのジンジャーエールを使うことが多いようです。
この作り方ならまだいいほうで、市販されているペットボトルのモスコミュールもありますので、これを使っていたりもします。
作り手の熟練度と専門知識の差がカクテルに現れる。
居酒屋ではカクテルの作り手も、バーテンダーのように本格的な手法を会得した人が行っているわけではないかもしれません。バイト君かもしれませんし、実は、未成年の可能性もあります。
お酒が好きな方や、少々詳しい方ならご存じかと思いますが、炭酸を入れた後、基本はガチャガチャ混ぜません。
数回程度、回すのみです。もっと言えば、回しもせず、氷を下から持ち上げて落ろす程度です(上下に混ぜる方法です)。
ここまでやる人(知っている人)は、酒と割り材の比重というものを知っている人ですので、居酒屋レベルのモスコミュールやカクテルでは満足していないかもしれませんね。
Barで飲むモスコミュールは一味違う
さて、反対にbarで飲む方はどうでしょう。
おそらく、同じ材料を使ってもバーテンダーが作る方が、はるかにおいしいものが出来上がると思います。
それは上記の混ぜ方などの技の違いによるものです。
加えて、barで飲むモスコミュールの場合は、ウォッカからして違うのではないでしょうか。
それにジンジャーエールも少々辛めのものを使うかもしれません。
それに、barで使う氷は、洗練されて作られたものですので、時間がたっても溶けにくいようになっています。そこからしての違いがあります。
私が通っていたbarでは、「スーパーモスコミュール」と名の付くものがありました。
モスコミュールには変わりはないのですが、演出から色んな面でノーマルのものとは別物でした。
グラスはロングタンブラーではなく、銅マグ。
それもキンキンに冷えています。
そして、ジンジャーエールが自家製です。辛味が前面に出るように作られていました。
やはり、プロが作るものは手が凝っていて違います。
美味しいモスコミュールについてのまとめ
いかがでしたか?モスコミュールは、ジンジャーエールが違うだけでも表情が変わってきますので、オリジナル性を出しやすいカクテルです。
自宅で作るときなどは、色々なウォッカとジンジャーエールの組み合わせを試して、楽しんでみるのも面白いですよ。
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