毎年のことですが、季節が冬になると気になるのがインフルエンザや風邪の流行です。
高熱が出て休むほどの症状であれば、そのまま病院へ行ったり養生したりとなります。
しかし、単にのどが痛いだけ、咳が出るだけ程度ならば、なぜか頑張って仕事をしようとする傾向があります。
こうした時にはわざわざ病院へ行かずに何とか自分で改善できないかと考えます。
そして思いつくのが昔から伝えられている民間療法です。
これで何とかなるのならば、まず試してみたくなるのは当たり前のことでしょう。
ではのどの痛みや声が出ない時の民間療法とはどんなものがあるでしょうか。
のどが痛い時の民間療法には、こんな方法がある。
民間療法とは古くから一般の民間の人たちによって伝えられてきた病気の治療法です。
普通の医療には入れていなかった療法になります。
しかし、最近では、民間療法といわれているものでも根拠があるものは、医療の中で活用している先生もいるようです。
のどが痛い時の民間療法について
のどが痛い時の民間療法ですが、物理的な療法と薬物的な療法があります。
実際にはこれ以外にも信仰的なものもあります。
しかし、祈祷とかお百度参りなどで、その根拠がはっきりしませんから、ここでは省くことにします。
物理的療法
物理的な療法でまず思いつくのは、ツボへの刺激です。
代表的なツボは天突(てんとつ)と雲門(うんもん)でしょう。
天突は左右の鎖骨を結んだ中央部にある窪みで、雲門は下にある方の法にある窪みです。
3秒押して3秒離すことを数回繰り返すようにします。
このほかにも水突(すいとつ)、気舎(きしゃ)、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、合谷(ごうこく)など色々ありますから、興味があれば調べて下さい。
物理的療法として、のどを温める方法も効果があります。
これは温めることによって自己免疫力を高める効果があるので、免疫力により菌やウイルスを押さえようとするものです。
カイロやマフラー等を使っても良いですし、最近ではネックウォーマーなどの便利なものもあります。
先に説明したツボを温める方法も効果があります。
薬物療法
薬物的な療法というのは、要するに食べ物による療法のことです。
これは非常に沢山の食べ物が様々な方法で利用されています。
具体的に並べてみると、玉ネギ、はちみつ、大根、みかん、卵、酒、ネギ、生姜、梅、アロエ、と実に多種です。
玉ネギならば枕元に置いておくだけでも良いし、スライスしてなめさせたり、蜂蜜に浸して飲んだりします。
みかんは焼いて食べるとより効果があるといわれています。
卵と酒ならばもちろん「卵酒」でしょう。
梅ならば梅醤油茶などがよく試されています。
歌手や俳優などは、声が出ないときにこんな対処をしているらしい!
声を仕事としている方々と言えば歌手や俳優です。
アナウンサーなども話すことが仕事ですが、少し喉が痛い程度ならばどうにか対応できるかもしれません。
歌手や俳優は声の質そのもんが仕事の本質に関わりますから、喉のケアには特に注意をしているはずです。
ですから、もちろんそうした喉の異常が現れる前の予防にこそ気を遣っているはずです。
それでも、喉が痛くなることがありますから、そうした時には緊急的に色々な対処法をとっています。
民間療法の中からもその対処法としてよく利用するのは、やはりまず温めることのようです。
それから乾燥を防ぐためにのど飴とマスクの利用があります。
蜂蜜は民間療法でもよく出てきますが、その中でも蜂蜜の最高級品とされるマヌカハニーは、特に喉の痛みに効果があるとされています。
値段的もかなり高額になりますが、一般の蜂蜜とはその効果は比べものにならないようです。
このほかにも、おもしろい対処法として「しゃべらない」とうのがあります。
これは痛めている喉を刺激しないとても合理的な対処法と言えます。
会話は筆談で行う事もあるそうです。
まとめ
民間療法はそれなりの効果があるため、とても手軽で便利な療法とも言えます。
病院へ行く時間が無かったり、そもそも病院が開いていない土日や夜間などの応急的な対応としては、ある意味では知っておくととても役に立ちます。
しかし、症状が改善されなかったり、あるいは悪化するようであれば、その原因が単なる風邪ではない可能性もありますから、早めに病院へ行くことをお勧めします。
そして、病状が出てくる前の予防が大切なのは言うまでもありません。
実は民間療法の多くはこうした予防としての療法となっているのです。
まず予防の実践として、民間療法をお試し下さい。
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