見る者をあっと言わせるパス…それがスルーパスと呼ばれるパスです。専門的な言葉で言うならば、相手ディフェンスの裏に走り込む味方選手に通すパスということになります。シュートに直結するパスという表現も正しいと思います。
では、スルーパスを成功させるにはどうしたら良いか?その方法についてお話しさせていただきたいと思います。
スルーパスのメリット
スルーパスとは一本のパスで得点を作り出してしまう高難易度な技です。
完璧なスルーパスが通せるようになれば、ゴールキーパーと一対一になれますので、得点する確率がぐっと高まります。
これがスルーパスのメリットと言えるでしょう。
但しスルーパスを成功させるのは難しいです。
1つ目は意思疎通の難しさです。
パスの出し手と受け手のタイミングが合わないとパスは通りません。
2つ目はやはり技術です。
パスのスピード、コントロール、絶妙なタイミングと3つの要素が噛み合わないと成功しないでしょう。
3つ目は相手ディフェンスの間にパスを通さなければならないということです。
相手ディフェンスもパスを通されれば失点につながると警戒していますので、前述で述べたことが必要不可欠になります。
スルーパスを成功に導く為には相手ディフェンスの間に正確なパスを通すという明確なイメージが必要になります。
スルーパスを通すことにおいて一番重要な事です。
パスの技術や味方との連携は経験が解決してくれるものです。
スルーパスを成功させるためのコツ
常に周りを見る
サッカーにおいてスルーパスを通す為に必要なコツの1つ目は、常に周りを見るということがあります。
つまり、状況判断です。
スルーパスは相手選手の間に通すパスです。
そのためには常に相手選手の位置と味方選手の位置を把握しておかなければなりません。
状況判断が上手くなるコツは慣れです。
未来をイメージする
サッカーでスルーパスを通す為に必要な2つ目のコツは未来をイメージすることです。
未来と言いましても1秒2秒先の未来の話しになります。
つまり、数秒先の時間と動きを想像することです。
スルーパスを通す目的は相手選手の裏で味方選手がボールを受けられるようにすることです。
スルーパスを出した瞬間にパスが成功するのではなく、パスを出してから1秒2秒後にパスが通りはじめて成功したと言えます。
スルーパスを出してから1秒2秒後の映像をイメージすることが大切です。
正確なパス
3つめのスルーパスのコツは正確なパスの技術です。パスの技術はコツと呼ぶにはどうかと思いますが、日々の練習により磨かれていくものです。スルーパスに走り込む味方選手にパスを通さなければならないので、狙った場所にパス出来る技術が必要です。
つまり経験がとても重要です。
スルーパスを通すには絶妙な力加減が必要です。
パスは強すぎても弱すぎてもダメですので、コツというよりも経験がものを言います。
練習ではもちろんですが、日々の実践においてトライしていくことにより、パスの感覚が掴めてくるものです。
質を高める為にもどんどんスルーパスを出して磨いていくことです。
スルーパスについてのまとめ
スルーパスとはサッカーにおいてワクワクするような見せ場でもありますので、失敗を恐れずチャレンジしていきましょう。
スルーパスのすごいところは一本のパスでチャンスを作れるところです。
味方のディフェンスからのパスでも完璧なパスとタイミングが合えばチャンスを作れてしまいます。
長いパスが通ればそれだけで美しさを感じることが出来ます。
サッカーにおいて一番の見所はゴールシーンだと思いますが、ゴールに至るまでの過程にはスルーパスが多く関係してきます。
ゴールシーンだけではなく、一本のスルーパスにも注目していきたいものです。
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