例年、11月に入ると年賀はがきの販売が始まります。
11月中はまだ年賀はがきと言われてもピンとこないでしょうが、12月に入ると「そろそろ買っておこうか。」と考える人が多くなりますね。
一般的には、配達される喪中はがきが一段落し、年賀状の印刷準備を始めるのが12月上旬から中旬頃でしょう。
その頃になると、年賀はがきの差し出しの受け付けが始まります。
では、年賀状はいつまでに差し出せば良いものなのでしょうか。
年賀状はいつまでに返事を出せば良いのか?
年賀状として差し出せる期間
はがきがない時代の年始の挨拶は、書状で行われていました。
明治時代に入り郵便制度が整備されると、はがきで年始の挨拶をするようになりました。
年賀状として年賀はがきを差し出せる期間は、松の内までとされています。
関西地方では1月15日までとされるところもあるようですが、一般的には1月7日までに配達されるものを年賀状、1月8日から2月4日の立春までに配達されるものを寒中見舞いとします。
ですから、年賀状として差し出す場合には、1月7日までに配達されるように送達日数を考えてポストに投函しましょう。
7日を過ぎそうになったら、寒中見舞いとするのが無難です。
また、最終取り集め時間を過ぎたポストに投函すると翌日の扱いになってしまうため、日数ぎりぎりで差し出す場合はポストに表示してある取り集め時間を確認してから投函しましょう。
年賀状と寒中見舞いの違い
年賀状と寒中見舞いの違いは、年賀状が年始の挨拶をするものなのに対して、寒中見舞いは寒さが一番厳しい季節に相手のことを気遣うものだという点です。
また、年賀状への返信が遅くなった場合や、喪中の方への挨拶、喪中と知らずに年賀状を送ってしまった方へのお詫びとして差し出します。
よくやってしまう間違いとして、寒中見舞いに年賀はがきを使ってしまうことがあげられます。寒中見舞いは残った年賀はがきを使用せず、一般の郵便はがきに書きましょう。「せっかくお年玉抽選があるのだから」といって年賀はがきを使用するのは、マナー違反となりますので、気をつけましょう。
2018年は年賀はがきの料金に要注意!戻ってきたり、受け取る人がお金を払う羽目に?!
年賀はがきは料金の変更に注意!
2017年6月1日から、郵便はがきの料金が52円から62円に値上がりしました。
しかし、年賀はがきの料金は据え置かれているので、購入した年賀はがきは52円になっています。
年が明けてから年賀状として差し出す場合や、寒中見舞いに年賀はがきを使うことがマナー違反だと知らずに差し出してしまう場合、残った年賀はがきを普通の郵便はがきの代わりに使う場合には、料金はそのままで差し出せるのでしょうか。
年賀はがきが52円の料金で差し出せる期間
実は、年賀はがきを52円の料金で差し出せる期間は決まっています。
・2017年12月15日(金)~2018年1月7日(日)
年賀はがきを52円の料金のままで差し出せるのは、この期間だけです。
12月14日以前と1月8日以降に差し出す場合には、10円切手を貼り足す必要があります。
1月7日とはどこまで?
では、1月7日の最終取り集め時間以降に年賀はがきを投函する場合はどうなるのでしょうか。
この場合、1月8日の最初の取り集めまでに投函されたものは52円の料金のままで大丈夫です。
日本郵便が発行する年賀はがき以外の私製年賀はがきでも、期間内であれば52円の料金で差し出せます。
私製はがきの表面に「年賀」の表示がないと普通のはがきとして扱われてしまうため、はがき表面の見やすい位置に「年賀」の文字を朱記しましょう。
料金不足に気づかずに投函してしまった場合は?
料金不足に気付かずに投函してしまった時はどうなるのでしょうか。
この場合の取り扱いは、料金不足にどこで気がついたか、差出人の住所氏名が正確に記載されているかどうか、郵便物の種類などによって異なります。
料金不足の場合の取り扱いとしては、
- 配達する前に差出人に返送される
- 受取人から支払ってもらう
- 受取人が不在または受け取り拒否をしたために配達先から返送される
などが挙げられます。
返送されて来ると、年賀状を寒中見舞いに書き直す必要が出てきたり、受取人が追加料金を支払う羽目になって迷惑をかけたりと、困ったことになります。
このような目に遭わないためにも、年賀状は52円で差し出せる期間を守り、寒中見舞いは62円の郵便はがきを使用して差し出しましょう。
まとめ
・年賀はがきは2017年12月15日(金)~1028年1月7日(日)の間に投函する。
・年賀状は1月7日までに配達されるように投函し、それ以降は寒中見舞いとする。
・2017年12月14日以前、2018年1月8日以降に投函する年賀はがきについては、10円切手を貼り足す。
年賀状も寒中見舞いも一年の初めのご挨拶ですから、気持ちよく受け取ってもらいたいですね。
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