先日、Twitterユーザーが、産休前の最後の出勤日に職場で無印良品の不揃いバウムクーヘンを配ったところ、一部のユーザーから批判的なコメントが寄せられ、炎上する事態となった。
不揃いバウム炎上の元ツイ
ariさんは、「産休の配るお菓子は無印のバウム🥺35本🥺 無難にヨックモックとかがいいかなって思ったけどあげたいものあげる事にした😂」と投稿。
しかし、この投稿に対し、お菓子の選び方や配り方について厳しい意見が相次いだ。
不揃いバウム炎上の燃料投下ツイート
ariさんの投稿に対しては、以下のような批判的なコメントが寄せられた。
「不揃いなんちゃらとか壊れナンチャラとか、そういうジャンク品は自宅で楽しみなされ。他人様に贈るのは失礼すぎる😤」
と指摘するユーザーも見受けられた。また、
「パッケージに『不揃い』って書いてあるものを会社で産休前の挨拶の品として配るという価値観が私にはなくて、でもたくさんのおそらく若い方々が無印バウムを配ることを絶賛していて、ジェネレーションギャップを感じる😅普段差し入れとして同僚に配るなら全然アリ。ケジメの問題なのかな」
と、世代間の感覚の違いを指摘する声もあった。(元ツイは削除済み)
これらの批判の多くは、不揃い品を贈答用として配ることの是非や、お菓子選びにおける配慮の欠如を問題視する内容となっている。
さらに、投稿者の意図を汲まず一方的に非難するような過激な言葉も見受けられ、今回の炎上に発展する一因となったようだ。
なかでも、下記ポストには、「これで生まれてくる子供の遺伝子が不揃いになってたら笑える」って言ってる人がいたこともわかる(ただし、遺伝子が不揃いと投稿した元ポストは見つからなかった)
そこまで発想がつながることに驚きだが、不揃いバウムから遺伝子不揃いを連想できる人は、アイデアを生かす仕事や、なぞかけのプロになった方がいいと思う。
不揃いバウム炎上はさすがにやりすぎの声
一方で、産休に不揃いバウムを送ることに対して肯定的な人も多い。
選べる楽しさ
「バウムめっちゃええやん好きなの選べる」と、お菓子の選択を肯定的に捉えるコメントや、「嬉しいと思うんだがなぁ…」と、ariさんの気遣いを評価する声。(ユーザー: @dqPuEpbF0, @xHu2pHmM0)
「無産様の放言はほっとけ 気になるなら開示しとけ」と、批判者を「無産様」呼ばわりし、意見を却下するユーザーもいた。(ユーザー: @fu.cGMsv0)
悪いこと言う人は気にするな
「いいじゃん 俺は嬉しいぞ」「出産したら子供にもお金かかるのに職場にも気配りできて偉いね、心無いことを言う人はいるもんだから気にすんなな」など、ariさんの行動を擁護し、応援するコメントも多数寄せられた。(ユーザー: @9Crvf.ne0, @gWqECTPC0)
こうした反論からは、お菓子の選択よりも、産休を取得する同僚への理解と応援の気持ちを示すことの方が大切だと考える人が少なくないことがうかがえる。
また、「好きにすればいいよ 何を渡しても、何も渡さなくても文句は出る 好きな人だけに伝わればそれでいいんだよ」との指摘も。(ユーザー: @UlzshhOR0)
お菓子を配るかどうかに関わらず、全員を満足させることは難しい。むしろ、気持ちを込めて行動することが大切なのではないか――。そんな視点を提供するコメントも印象的だった。
不揃いバウム炎上「新たな火種も」
一方で、不揃いバウムの美味しさに着目し、ユーモアを交えて炎上を楽しむ声も多数見られた。
あるユーザーは、「いやまじこれよ。宇治抹茶先に取られたら上司だろうが手首バチコン叩き潰すね」と、人気の宇治抹茶味を巡る熾烈な争奪戦をネタにした投稿で笑いを誘っている。(ユーザー: @vh9u8)
また、「はちみつかバターの二択なので血眼でいの一番に掴み取るぜ…!!」といった具合に、お目当ての味を確保するために全力を尽くす様子を面白おかしく表現するコメントも。(ユーザー: @taso_mqyu)
さらに、「うちの職場ならまずお茶淹れて1個を3〜4個に切り分けてジャンケンで順番決めて食べたい味を順に取ってよくばりパーティ始まる」など、不揃いバウムを分け合って食べる職場の光景を想像した微笑ましいツイートも見受けられた。(ユーザー: @Shiina_Pa)
こうしたツイートの数々からは、不揃いバウムの魅力とそれを巡る社内のやり取りを思い描き、楽しそうに語り合うユーザーたちの姿が浮かび上がってくる。
参考にしたツイートの一つに、「SkyBlue (ロボットダンス2) @choose_anything」さんの「こういう楽しい事を言う人が職場にたくさんいて欲しい。職場をめちゃくちゃ盛り上げる役は本当に必要」という投稿がある。
まさにその通りで、時には一緒に働く仲間と笑い合えるくらいの余裕が、私たちのメンタルヘルスと職場環境の改善につながるのではないだろうか。
不揃いバウムを巡る一連の炎上騒動は、私たちに多くの示唆を与えてくれた。相手を思いやる心を大切にしつつ、ユーモアのセンスを忘れず、楽しく会話できる職場づくりを目指していきたいものだ。
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