妊娠後期に入ると本格的に赤ちゃんを迎える準備が始まりますね。
新品のベビー服を買ったら通しをした方が良いと聞きますが、初めての方にとっては分からないことの方が多いのではないでしょうか?
そこで今回はベビー服の水通しをする意味や方法、注意するポイントなどをご紹介していきます。
ベビー服を水通しする理由
衣服に付いている糊を落とすため。
新生児の服に限らず、新品の服には糊が付いていることが多いですね。
ベビー服の水通しを行い、糊を落とすことで衣服の吸水性がアップします。
赤ちゃんはとてもたくさんの汗をかきますね。
それは大人と比べると汗腺の密度が高く、新陳代謝が活発であり、体温調節機能が未熟だからです。
また水通しを必ずしなくてはならないという決まりはありませんが、糊が付いたままのベビー服は赤ちゃんの肌にとって刺激になってしまう可能性があります。
大人の肌はラップ1枚分の厚さと言われていますが、新生児の赤ちゃんの肌はその半分の厚さのようです。
そんなデリケートな赤ちゃんの肌だからこそベビー服についた糊を落とし、生地本来の柔らかを取り戻すことでわずかな刺激からも守ってあげたいですね。
ホルムアルデヒドを除去するため。
ビニールに入った衣服には縮みやシワを防ぐ効果のあるホルムアルデヒドという防虫効果のある薬品が使われています。
このホルムアルデヒドはとても水に溶けやすい性質であるため一度水通しをすることで、ほとんど取り除くことが可能です。
ベビー服の水通しのやり方
水通しは余裕を持って妊娠34週頃を目安に行うと良いでしょう。
臨月にはお腹がますます大きくなり少し動くのも負担になってしまいます。
また早めに行うことで買い足りない衣類に気づくことが出来ますね。
しかしベビー服の水通しをあまり早く行ってしまうと埃が付いてしまう可能性があるので注意が必要です。
ベビー服を洗う
まずはベビー服を袋から出して、紐を外しておきましょう。
そして洗う時には大人の衣類とは別にベビー服だけを洗います。
型崩れ防止のため、洗濯ネットに入れると良いですね。
そして洗濯機を「水洗いコース」や「弱洗いコース」に設定して洗います。
ベビー服は汚れていないので水通しには基本的に洗剤は必要ありませんが、水だけで洗うことに抵抗のある方は洗剤を使っても問題ありません。
洗剤を使う場合には界面活性剤や蛍光増白剤などが入っていない赤ちゃん用の無添加洗剤を使うと良いです。すすぎは2回して洗剤が残らないようにしましょう。
また洗剤だけではなく柔軟剤を使用したくなりますよね。
しかしベビー服に柔軟剤を使用してしまうと汗の吸水率が落ちてしまい、赤ちゃんの肌に刺激を与えてしまう可能性があるようですので避けるようにして下さい。
手洗いの場合には洗面器の中でそっと押し洗いをしてください。
ベビー服を水通しするときは汚れているわけではないので手洗いで十分ですが、洗濯機でした方が手間がかからず楽かもしれませんね。
ベビー服を干す
赤ちゃんの服を水通しする時には晴れた日に行うようにして下さい。
室内干しでは雑菌が増えやすくなる可能性があります。
また晴れた日の外に干しても湿った状態のまま保管をしてしまうと雑菌が増えてしまうで注意が必要ですね。
天気が良くても花粉が沢山飛散している時期は注意が必要です。
赤ちゃんも花粉症になる可能性がありますので、外に干せない場合には室内でも日光の当たる場所に干すようにしましょう。
たたんで保管する
大人の衣類からホルムアルデヒドが付着するのを防ぐために、ベビー服を保管する専用の場所を作りましょう。またホルムアルデヒドは空気感染しますがプラスチック製の衣装ケースであれば感染を最小限に抑えられるようですよ。
そして赤ちゃんの衣装ケースは風通しがよく、湿気の少ない場所が良いでしょう。
赤ちゃんの服はいつまで水通しが必要なの?
水通しをいつまでした方が良いという決まりはありませんが、新生児期から生後6か月頃までは行うと良いでしょう。
しかし個人差があるため赤ちゃんの肌の状態を見て決めると良いですね。
新品の服は肌触りが良くないことや、購入したベビー服がどのような状態で管理させていたか分からず不安な方は生後6か月を過ぎてもずっと水通しをされているようですよ。
愛情をこめて水通しをおこない赤ちゃんを迎えましょう。
今回は新品のベビー服への水通しについてご紹介しました。
お分かり頂けたでしょうか??
赤ちゃんの肌に触れるのは衣服だけではありませんね。
出来れば靴下やミトンなどの小物類やタオルやガーゼ、布団、布製のおもちゃも水通しが出来るとより一層赤ちゃんのお肌を守ることができますね。
また赤ちゃんの衣類は小さいので専用のハンガーもいると良いと思います。
柔らかくて肌触りの良い衣服を着て、赤ちゃんが元気にスクスク育つように愛情を込めて水通しを行いましょう。
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