親の世代の育児と今の育児は、変わった点がいくつもあります。昔の育児ではOKだった事が、今の育児ではNGになっていたりするのです。子育て中のママの中には、昔の育児方法を親から押し付けられ、戸惑っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今、子育て中の筆者が、離乳食を一例にこの件についてご紹介していきたいと思います。
離乳食開始の食材は、何から与えるの?
筆者の子供が5か月を迎える前、そろそろ離乳食を始めるべきか悩んでいました。
離乳食を無知のまま進めると、体調不良など我が子にかわいそうな思いをさせてしまいます。
責任重大で不安な気持ちでいっぱいでした。
実母に相談をしたところ「私があなたを育てた時は、5か月頃に果汁から始めたよ。怖がっていたら何も進まない。一歩踏み出して始めてみたらどうかな?」との事でした。
実母に勇気づけられ、「よし!来週、果汁から離乳食を始めよう!」と思っていました。
その時、ちょうど連絡をとっていた先輩ママにふと離乳食について確認をしてみました。
すると、「果汁など甘いものから離乳食を始めるのは避けたほうがよい」とアドバイスを受けたのです。
「あれ?昔とは違うのかな?」と思い、専門機関が開催している離乳食講座に参加をしました。
その講座では、「昔は果汁から始めていた方が多くいました。しかし、甘いものから始めてしまうと、赤ちゃんが野菜などを食べなくなったりすると分かった為、10倍粥から始めてくださいね。」と教わりました。
また、お菓子などもあげないほうが良いとの事でした。
私たちの親世代ではOKだった事が、今の育児ではNGになっているのです。
昔の育児と今の育児の付き合い方
早速、講座で教わった事を実母に伝えると驚いていました。
実母は「私が育児をしていた時とは変わっている事が多いみたいだから、自分の育児方法を押し付けないよう努力するね。もちろんアドバイスできる事はどんどんするから今後も何でも相談してね。そして、今の育児方法を教えてね。」と言ってくれました。
ネットで「実親(義親)が勝手に果汁を飲ませたり、お菓子を与えていました。」や「この月齢ではお菓子はダメと実親(義親)に伝えたら、『神経質になりすぎ』と注意されました。」などの投稿をよく見たことがあります。
このような投稿を見ると、私は恵まれていると思いました。
確かに、私たちが元気に成長したという証拠がある為、親たちから見ると子供たちの孫に対する育児が神経質に見えてしまうかもしれません。
実際の離乳食でも、おかゆよりもりんごなどの甘い食材の方が子供はおいしそうに食べてくれます。
その表情を見ると、ついついりんごなどを多くあげたくもなります。
でも、栄養を考えるのであればバランスよくあげるべきです。
おじいちゃん・おばあちゃんは自分の子育ての経験から、口や手を出したいことも多いと思います。ですが、ママたちは毎日試行錯誤しながら、必死に子供の事を考えて、離乳食づくりに励んでいます。離乳食は、焦らず少しずつ徐々に進めていくことが大切です。
おじいちゃん・おばあちゃんはグッと我慢をして見守ってほしいです。
ご両親と一緒に学びながら協力して子育てしてくださいね
今回、離乳食を一例として挙げましたが、他にも多く今の育児と昔の育児では違いがあります。
初めて子育てをするパパ・ママはわからないことばかりです。おじいちゃん・おばあちゃんは子供たちの育児方法を見て、否定するのではなく、うまく寄り添っていただくことが子育てをしている親にとって何よりの助けになります。
「昔の育児」という言い方をしていますが、全てにおいて違うわけではないと思うので、
子育ての先輩として経験を(押し付けず)アドバイスしてもらえると、子供たちは気が楽になると思います。
きっと、今後もどんどん育児方法は変わってくるのだと思います。
私が今実践している育児方法も何十年後かにはNGになっているかもしれません。
将来、私に孫ができたとき、子供たちに自分の育児方法を押し付けないようにしたいと思います。そして、その時の育児方法を私も一緒に勉強し、孫に接してあげたいと思います。
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