ボクシング

ボクシングダイエットって痩せるの? 効果あるの? ボクシングダイエットが「効果的な人」と「効果的でない人」とは?

ボクシング

ダイエット法としてボクシングやボクササイズが注目されています。
その効果や方法とは、いったいどのようなものなのでしょう?

ダイエットの目的が重要?!

ダイエットする目的は、
「健康を維持するため」
「体型を維持するため」
「スタイルを良くするため」
「より美しくなるため」
と、人によってさまざまです。

ボクシングダイエットは、それらすべての目的を達成できる方法だと言えます。
運動によって痩せる方法であるため、健康的な美しいボディを手にいれることができるからです。

ですが、
「楽をして痩せたい」
という目的でダイエット法を探しているのであれば、ボクシングダイエットは向いていません。
ハードだからです。

ボクシングダイエットとジョギングの消費カロリーを比較

体重60キロの人が、ボクシングトレーニングとジョギングを30分間おこなった場合、カロリー消費量は以下のとおりです。

ボクシング  315kcal
ジョギング  220kcal

走るよりボクシングトレーニングをやるほうが多くのカロリーを消費します。
それはつまり、
「痩せる効果が高い」
「走るよりもハード」
という、ふたつのことを意味しています。

ボクシングは走るよりもハードな有酸素運動です。とうぜん、トレーニングは相応にきついものになります。
「痩せるためなら努力は惜しまない」という決意がなければ、続けるのは難しいダイエット法だと言えます。

ボクシングダイエットの効果とボクシングダイエットで痩せる人とは?

ここまで、ボクシングダイエットは楽じゃない、という話をしてきましたが……

逆を言えば、「痩せるためなら努力は惜しまない」という人には、大きな効果が見込める方法だと言えます。

ボクシングは基本的に有酸素運動ですので、脂肪を燃焼しやすいです。
また、ボクシングの動作は全身を使うため、均整のとれた体つきになります。
ボクサーのような細マッチョな体型に近づいていくので、「引き締まった腕と脚、細くくびれたウエスト」に体が変化していきます。

ボクシングジムなどで本格的に習う場合は、本物のボクサーと同じように瞬発力を使ったパンチの打ち方を教わるので、「瞬発力を持続させる」という筋肉の矛盾を両立させることになります。
つまり、無酸素運動と有酸素運動を同時にやるのです。
練習はきついです。「ボクシングってこんなに疲れるスポーツだったんだ」と驚いてしまうと思います。
ですが、そのぶんダイエット効果は大きいです。

近年では、スポーツジムやフィットネスクラブなどでも「ボクササイズ」としてボクシングトレーニングを教えています。
リズミカルな音楽をかけて、みなで一斉にシャドーボクシングをやる方法です。
複数の会員が部屋に集まり、インストラクターの指示に従って、全員が同じ動作をします。エアロビクスのような感じです。
ボクシングジムに入門して本格的なボクシングを習うよりハードルは低いです。誰もが手軽にはじめられます。
ですが、決して楽なわけではありません。ボクササイズもハードな有酸素運動です。
ハードな練習を継続しておこなう真摯(しんし)な姿勢が必要です。

 

ボクシングの理論を取り入れた自宅でもできるトレーニング法とは?

自宅でできるボクシングダイエットのやり方をご紹介します。

動画を使ったボクササイズ

いちばん手軽にできるのが、動画を使ったボクササイズです。
最近では動画サイトにもボクササイズ動画がアップされています。
動画のインストラクターの指示に従って、一緒に体を動かしましょう。
インストラクターが打ち方の手本を示してくれていますので、見ながらマネをして体を動かしましょう。そうすることによって、正しい打ち方を体で覚えることができます。
初心者にオススメのボクシングダイエットです。

シャドーボクシング(初級編)

キッチンタイマーなどを用意して、時間を3分(初心者は2分でも良い)にセットします。
タイマーをスタートさせたら、すぐにシャドーボクシングをはじめます。
インストラクターの指示はないので、リズムをとりながら直感的に自分が思いついたパンチやコンビネーションを次々と出していきます。
出すパンチがうまく思い浮かばない場合は、リズムをとりながらワン・ツー・左フック(左ジャブ・右ストレート・左フック)のコンビネーションをひたすら繰り返しましょう。
タイマーが鳴るまで決して休んではいけません。ラウンド中は片時も休むことなく全力で動き続けます。

タイマーが鳴ったら、休憩です。
1分間、休憩します。(正確に計らなくても、だいたいで構いません)
休憩が終わったら、3分にセットしてあるタイマーをスタートさせて、またシャドーボクシングを開始します。
ボクシングはラウンド制です。3分間フルに動いて1分間休む、というサイクルで練習します。
これによって回復能力(わずかな休憩で体力を回復させる能力)が高められていきます。

最初は2、3ラウンドからはじめて、慣れてきたら5ラウンドくらいやるようにしましょう。
インターバルを含めても20分ていどですが、消費カロリーはものすごく多いです。

シャドーボクシング(上級編)

正しい打ち方と持久力が身についてきたら、今度は敵と闘いましょう。
敵といっても人と闘うわけではありません。イメージによってつくりだした幻影(シャドー)と闘います。

キッチンタイマーなどを用意して、時間を3分にセットします。
タイマーをスタートさせたら、シャドーボクシング開始です。

しっかり構えてリズムをとります。
そのとき、自分の正面に構えをとったボクサーがいるのをイメージします。
イメージした幻影に向かって、パンチを繰り出します。パンチが甘かったりコンビネーションが単調だと、幻影にかわされてしまいます。しっかりと狙って打ちましょう。
幻影のほうも攻撃をしてきます。しっかりと防御してかわしましょう。
タイマーが鳴ったら、休憩です。

1分間休憩したら、3分にセットしてあるタイマーをスタートさせて次のラウンドの開始です。
5ラウンドくらいおこなうようにしましょう。

これは、実際のボクサーがやっているシャドーボクシングのやり方です。
闘いをイメージしながら動くことで、動作の一つひとつが意識的になります。
それによって、より高い運動効果が得られます。

まとめ:ボクシングダイエットの魅力は、楽しいこと!

女性の場合は、殴るという動作に抵抗を感じてしまうかもしれません。
ですが、やってみるとこれが楽しい!
パンチを打つのはストレス発散にもなって気持ちがいいです。

ちょっとハードではありますが、オススメのダイエット法です。
トレーニングというと単純な動作を繰り返すものが多いのですが、ボクシングの動作はバラエティに富んでいておもしろいです。
楽しく運動して、健康的に痩せることができます。

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