たくさんの花が開き始める春。
中でも色とりどりの花を咲かせ、可愛らしいフォルムで私たちを楽しませてくれるチューリップはとても人気ですよね。
そんなチューリップを上手に楽しむ方法とは?
チューリップの名前の由来やルーツは?
チューリップの名前の由来
チューリップの花は全開しないことから、イスラム教徒が頭に巻くターバン(トルコ語でツリバン)に似ていることから、その名がついたと言われています。
和名は、ウコンのような香りがすることから「鬱金香(うっこんこう)」と呼ばれています。
チューリップが日本に伝わった時期
チューリップが日本に伝わったのは1863年で、当時は数も少なく、上流階級の人々のみが
観賞用として楽しんでいました。大正時代に本格的な栽培が始まり、現在では富山県と
新潟県で多くのチューリップが栽培されています。
チューリップの花言葉を楽しもう
チューリップそのものの花言葉は、「博愛・思いやり」ですが、チューリップは色別にも違う意味の花言葉を持っています。
代表的な色の花言葉は
赤 | 愛の告白 |
ピンク | 愛の芽生え、誠実な愛 |
紫 | 永遠の愛、不滅の愛 |
黄色 | 望みのない愛 |
白 | 失われた愛、新しい愛 |
チューリップには愛にまつわる花言葉が多いのが特徴です。
チューリップを贈るときには花言葉を参考にされてみてはいかがですか?
チューリップを来年も咲かせるには?
ガーデニングでも人気のチューリップ。
秋に球根を植え、今年の開花を楽しみにしている方も多いのでは?
チューリップの花を毎年綺麗に咲かせるには、花が咲いた後に球根を掘りだして、保存しておくという作業が必要です。
3~4月、花が咲いている季節を楽しんだら、花が枯れ始める前に、花の下で茎を折りましょう。
花が種を作るのを防ぎ、球根に栄養が多く行き渡るようになります。
葉と茎は栄養をため込むのに必要な部分なので、自然に枯れるまで切り落とさないようにします。
葉が枯れてきたら、球根を掘り出し、土を落とした後、目の粗いネットに入れ風通しの良い日陰に吊るして乾燥させます。
そうして乾燥させた球根をチューリップの植え付け時期(10月頃)に植えることで来年の春もきれいなチューリップを楽しむことができます。
チューリップの切り花を長く楽しむ方法は?
春になると、花屋さんにも多くの種類のチューリップが並びます。
切り花で手軽に、チューリップを楽しんでみるのもいいですよね。
チューリップを買うときの目安
購入したチューリップ、きれば長く楽しみたいですよね。
チューリップを購入するときは、できるだけ、まだ花が咲いていないつぼみの状態で、まだ緑色からほんのり着色しているくらいのものを選ぶことがおすすめです。
切り花にする際の準備と処理
購入したチューリップは花瓶に生けるまで、チューリップ全体を濡れたペーパータオルや布巾で包み、乾燥するのを防ぎましょう。乾燥してしまうと切り花の老化がすすんでしまいます。
生ける前には、茎の根元を1㎝ほどカットすることで、水の吸収力をアップさせることができます。
また、花瓶には葉の部分が入ってしまうと、葉が腐ってしまい、水の状態が悪くなり、花の持ちが悪くなってしまうので、花瓶に浸かってしまう葉の部分は取り除くようにしましょう。
花瓶の選び方
花瓶はチューリップの半分くらいの高さのあるものを選びましょう。
花瓶が低すぎると、チューリップの花の部分がもたれてしまい、茎が曲がり長持ちしなくなります。
水は茎が10㎝程浸かる程度にいれ、花の栄養剤を水に溶かしておくことで、チューリップの切り花を長持ちさせることができます。
きちんとケアすることで、10日ほどは綺麗なチューリップを楽しむことができますよ!
お気に入りのチューリップを探して、ぜひ楽しんでください!
チューリップは、色や品種がとても豊富なので、今年の春は、お気に入りのチューリップを選んで、楽しんでみてはいかがでしょうか?
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